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目次
- 体重管理に似ている
- 簡単な数字で自分を知る
- 100球練習する時の球数を算出してみる
- 実際の打数に合わせて練習する
突然ですが、皆さんは、練習場に行かれた時にどんな練習をされますか?
よく聞く言葉に
「ゴルフはアプローチとパターだ!」
という言葉があると思います。
これは間違いないでしょう。
でも、練習場に行ったら…
遠くにドライバーを飛ばしたくなります。
曲がらないボールを打ちたくなります。
アプローチは大切だとわかっているけど、最後にちょこっと。
パターはラウンドの練習グリーンで調整…
なんて人も多いのではないでしょうか。
また、自宅に練習スペースを作ることも労力がかかるし、実際練習もただではありません。
そうなると、「効率」よく練習を行う必要性があることは皆さん理解できると思います。けれど、それができない。笑
今回は1回の練習量は100球と限定して、時間とお金をかけずに、今の自分に必要な最小コストで、最適な練習を考えてみました。
そんなにむずかしくないので、良かったら、トライしてみてください。
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体重管理に似ている。
今回の考え方は、体重管理、もっというと健康管理に似ているかもしれません。
中には、もっと太りたい!
という考えを持っている人もいるかもしれませんが、多くの人は、現状をキープするか、それよりも痩せたい…と考えている人が多いと思います。
しかし、無理に痩せることは決しておすすめできるものではありません。
個人的にゴルフは(お金と時間をかけずに)無理せず、楽しめるようになる必要があると考えています。
もちろん、絶対量(たくさん練習すること)は必要なときはありますが、ある時期からは効率を考える必要があると筆者は考えています。
体重管理も同じで、暴飲暴食をさけ、まずは今の体重をしっかりと把握し、維持し、適度に運動して、気づいたら、少しずつ痩せていく。
これはスコアを少しずつ良くしていく。
ゴルフに似ているような気がしました。
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簡単な数字で自分を知る
では、実際に何をするのか?
まずは簡単な数字を出して自分自身のショットの割合を知りましょう。
これは筆者の7回のラウンドのスコアです。
- 80
- 82
- 87
- 81
- 91
- 85
- 87
最小が80で、最大が91、平均は84.71です。
スコアが10前後でおさまることは上達していくためには大切だと思います。
ちなみに筆者は今回話している練習以外はほぼしません。効率(お金をかけない、時間をかけない、自分に必要な練習を考える)を考えて、まずはスコアを安定させて、その平均スコアを少しずつ下げています。
体重管理も、ダイエットを始めると、一旦ガクッと落ちる時があります。しかし、その後は横ばいが続きます。
それと同じで、ゴルフも100を切れる瞬間や90を切れる瞬間がありますが、次のラウンドで、結局また110だった…なんてことは皆さんも経験があるのではないでしょうか。
そこで、元のスコアに戻らないことがゴルフの迷路に迷わない最初のポイントだと考えています。
次に、ドライバーの回数です。
これはラウンドで数えてもいいですが、基本的にゴルフはラウンドでドライバーを14回が最大値になります。(ショートホールが4ホールあるので、そこはドライバー以外をチョイスする)
中にはショートホールもドライバーを使う人もいるかもしれません。もちろんOBなどを打てば、ドライバー回数は増えますので、細かく出したい人はラウンドでメモをお勧めします。
今回はわかりやすくするために、
ドライバーは14とします。
次はアイアンショット(セカンドショット)とアプローチです。これはラウンドでの記録が必要になるかもしれませんが、基本的にワンパットでパーを拾っているときはアプローチを打っているはずです。
この辺はより正確な数字を出したい人はラウンドでアプローチの回数や、使ったクラブをメモしておくといいかもしれません。
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筆者の7回のラウンドのアイアンショット(セカンドショット)は以下でした。
- 27
- 25
- 25
- 21
- 29
- 26
- 23
また、筆者のアプローチは以下でした。
- 9
- 11
- 15
- 16
- 17
- 15
- 15
アイアンショット(セカンドショット)の平均は25.14
アプローチの平均は14.0でした。
最後にパターになります。筆者のパター数は以下でした。
- 30
- 32
- 33
- 30
- 31
- 30
- 35
パターの平均は31.57でした。
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100球練習する時の球数を算出する
まとめると、このようになりました。
- 84.71
- 14.0
- 25.14
- 14.0
- 31.57
上から、平均のスコア、ドライバー、アイアンショット(セカンドショット)、アプローチ、パターになります。
ここで感の言い方は、ならばこの回数ずつ練習すればいい!ということに気づくと思います。ただ、これだと少し、キリが悪くなるので、今回はこれを100球換算して、練習は毎回100球、その中の各ショットの練習回数を出していきます。
100換算は以下です。
各打数(ドライバーなど)×(100÷平均スコア)
になります。
すると、筆者の数字は以下のようになりました。
- 16.52
- 29.67
- 16.52
- 37.26
上から、100換算した時のドライバー、アイアンショット(セカンドショット)、アプローチ、パターになります。
簡単にいえば、筆者が、今の実力で100打ったとしたら、このような数字が並ぶと言ってもいいかもしれません。
さらにコストを削ることを考えれば、筆者は100換算で37.26のパター回数なので、練習場での練習は約63球でいい。と考えることもできます。
パターは家でパターマットで約37回打つ。w
物足りない人は2倍(200球換算)にしてもいいかもしれませんが、今回はコストをかけずに、自分にあった練習を探すことが目的なので…
これを練習の時に続けることで、今の自分に必要なショット(ラウンド時に大体打つ回数)の練習を意図的に行うことができます。
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実際の打数に合わせて練習する
ここまで書いたことは、すごく当たり前で、バカらしいことかもしれません。
しかし、ゴルフは決断と実行のスポーツです。
なんとなく…という練習が実は自身のゴルフのクオリティを下げているかもしれません。
また、ゴルフは練習量はあるときは絶対量が必要ですが、ある時から悪になる場合もあります。
今回はお金、時間をかけないで、自分のゴルフにとって最も効率のいい練習を探すきっかけという目的もあります。
意外と練習場を見回してみると、長時間打席に座り、YouTubeやレッスン書をみながら、何度も首を傾げ、またボールを出し、露頭に迷って、お金も時間も使い果たし、練習場を後にする。
そんな人を見かけます。(なんなら来る前よりストレス溜まっている)
もしかしたら、これを読んでいるあなたにもそのような経験があるかもしれません。
練習は試合で結果を残すために行います。
そこから考えれば、自身を客観的に理解し、今の自分自身に適切な練習をチョイスすることは、必要なことであり、ゴルフの競技特性を考えれば、
1打の質を上げていく
ことが非常に重要視されることと、同時に
大きなミスを減らすこと(OBやダフリ)が大切になります。
何度も言っておりますが、練習量を増やすことが必要な時期はあります。
しかし今回は、
今、自分に必要な練習を考えてみました。
それと同時に練習量を減らし、練習の質を上げていくことも大切な時期があります。
ゴルフはその量と質のバランスが成長には欠かせません。
ぜひ、あなたのスコアから算出をしてみて、客観的にゴルフをとらえ、今後の練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。